俺と先生のイケナイ関係
「あれっていつだっけ…?」

「確か6月くらいじゃなかったっけ?」

「6月か〜そういえば、蒸し暑かったよね〜なんか懐かし〜」


グビっとビールを飲む澤田。






「タバコちょーだい♪」


澤田は俺に手を差し出した。

俺は何も言わずにポケットからタバコを出し、澤田に手渡した。




「ありがと」


箱からタバコを出し、口にくわえライターをタバコに近づける澤田。


カチカチとライターの音がする。ちらっと澤田の方を見ると…なかなかライターの火がつかない様子。

俺はブランコからスッと立ち上がり、澤田の横にしゃがむと、ポケットからライターを出して澤田に近づけると、カチッとライターの火をつけた。


そんな俺に気づいた澤田は、ライターの火にタバコを近づけ、タバコに火をつける。






「……フ――‥」


澤田の口からは、白い煙が出ている。



俺もタバコが吸いたくなり、澤田の膝の上に置かれたタバコの箱を取り、箱からタバコを出して火をつけた。










「…早いね」




「何が…?」
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