俺と先生のイケナイ関係
「私が横山くんちに来てから…もう4ヶ月くらいだよ」

「…そうだな」

「夏もあっという間に終わったもんね〜」

「うん」


俺と澤田のタバコの煙が、ゆっくりと上に上がっていく…







「なんか…不思議だな〜」

「…何が?」

「なんかもう…毎日横山くんと一緒にいることが、当たり前になってるよね。前までただの先生と生徒だったのに…ま、先生と生徒って関係は今も変わらないけどさ〜」


ケラケラと笑う澤田。




“先生”と

“生徒”か……







「いつまで続くんだろーね。私たちのこんな関係…」

「………」

「バレたりしたら横山くんに迷惑かけるし…早くお金貯めて出て行きたいんだけど・・なかなかそうは行かなくてさ……ごめんね‥なんか……」

「俺は……」

「ん?」


澤田の言葉を遮るように言う俺。







「俺は…」

「…うん」


見つめ合う俺と澤田。




「俺は……別に先生がずっと家にいても‥迷惑とは思ってねえから」

「…え?」
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