俺と先生のイケナイ関係
「まあね〜。でもなんか今日は早く目覚めちゃったから、起きちゃった〜」


そう言いながら、澤田は冷蔵庫からペットボトルの紅茶を取り出し、グビグビと飲み始めた。


澤田は赤とグレーのボーダーのスウェットのズボンに、赤いパーカーを着ている。

いつも学校でピシッとしたスーツ姿の澤田ばかり見ているから、部屋着姿の澤田はなんとなく新鮮な感じがする。







「んじゃ…俺は朝飯でも作ろうかな」


体を伸ばしたあと、バスルームの洗面所で顔を洗う俺。





「やった☆ご飯だ!なに作るの?」


嬉しそうに俺の隣にやってきて、髪を拭いていたバスタオルを洗濯機に入れる澤田。







「……オムライス‥とか?」

「いいね♪じゃあ私、お米炊くねっ」


澤田は小走りでキッチンに入って行く。






ああゆう澤田は…本当にかわいいと思う。


あの計算ぽくない感じは、ある意味ずるいよな。





俺はそんなことを思いながら、歯ブラシに歯磨き粉をつけて、歯を磨き始めた。







ピンポーン






すると、家のインターフォンが鳴る。
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