俺と先生のイケナイ関係
こんな自分が嫌になる。

こんな自分がムカつく。


きっと俺より何倍も大人な遠山が、更にムカつく。




澤田…絶対俺のこと変に思ったよな…

つーか、俺が好きだってことバレたかも…


明らかに今のは、やきもちだってわかるよな…






ちらっと澤田を見ると、澤田は俺がいるキッチンに向かって歩いて来る。


なにか言われると思い、少し緊張していたら…





カチャ

ジャ―――



………。




やりかけていた炊飯器の釜に米を入れ、水で洗い始める澤田。






「お米何合炊く〜?オムライスだし、2合くらいでいいかな〜」


何事もなかったかのような、澤田の振る舞い。






「あの……さっき・・」



ピンポ――ン







澤田に謝ろうと思ったが、俺の声を遮るように再びチャイムが鳴った。
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