【短編】メガネ女の悲劇

取りに行くか。多分、あの居酒屋に置き忘れたんだろうから。


シャワーを浴びて化粧をして出かける。


時刻は現在13時11分。

お腹減った~。


それでも何も食べずに居酒屋に向かった。



「良かったぁ、あったぁ」



居酒屋に行くと、お待ちしていましたとでも言うように店員さんがあたしを見るなりメガネを差し出して来た。


かなり酔っぱらっていたから、印象に残っていたんだろうか。


恥ずかしい……。



「買い物して帰ろ」



ジュン……

今日は帰って来るよね?



その時――――…
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