Mind of ice
リーナは前回「アイスミスド」を唱えていたので、黒魔法の魔法使いであり、そしてこの二つを操ることは出来ないのである。その為、必然的にリーナは「テレポ」を唱える事が出来ないことになるのである。
ここまでくるといかなデイルでも黙っていられなかった。

「黒魔法の人間が白魔法を使えないのに、なぜ君が「テレポ」を唱えると言える?さすがに茶番はやめてもらおう。」

そう言ってこの話はない事にしようとしたが、セリアは半信半疑の表情でリーナに確認をしたのであった。

「もしかして、反唱魔法しようと言うのかしら?」

疑問を持ちながらも、これだけは確認しなければいけないという気持ちでリーナに問い詰めたセリア。そして、その質問に小さくうなずいたリーナであった。
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