永久の灯火†久遠の祈り
扉を開けると、そこは広いエントランスだった。

目の前には、大きな木と三人の天使が描かれた絵画が掛けられている。

そして左右に伸びる廊下がある。

「……広すぎ……」

「当然ですよ」

莉人がポツリと零した言葉に紗奈がにこりと笑って答えた。

「ここには学園の全ての本科生が住んでいますからね。朝はこのくらい広くないと生徒で溢れて大変なんです」

「へぇー」

「まず部屋に案内しますね。廊下の右側が男子寮、左側が女子寮になっています」

そう言って紗奈は左の廊下を進んだ。その後に莉人とレオが続く。

廊下を進むと、目の前に階段と右へ続く廊下が現れた。

「部屋の割り当てはバラバラなんです。夏木さんの部屋は二階ですよ」

紗奈が説明をしながらアンティーク調の階段を昇っていく。

見た目の古さからギシギシと音が鳴るかと思っていたが、気になるような音はしない。

「この階段、見た目ほど古くないのか?」

莉人が先を歩く紗奈に問いかける。

「いいえ、この建物自体とても古いですよ。魔法で補強されているのでそう見えないかもしれませんが」

そうしている間に二階へ着いた。



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