永久の灯火†久遠の祈り
その時ドタバタと騒がしい音をたてて誰かが下りてきた。

「お、先客発見!」

階段から現れたのはやんちゃさが滲み出ている金髪の少年と、知的でクールそうな黒髪の少年。

満面の笑みの金髪少年に対し、黒髪の少年は無理矢理連れてこられたという感じだ。

「壱夜ッ!」

寛いでいた心優が突然起き上がった。

「あ、心優じゃん!」

金髪少年が心優のもとに歩み寄る。

「知り合い?」

「うん。入学試験の時隣だったの」

「俺は橘壱夜(タチバナイチヤ)」

金髪少年が莉人ににかッと笑かける。

「んでアイツは坂城倫縷(サカキミチル)。部屋が隣なんだ」

金髪少年もとい壱夜は、壁にもたれかかっている黒髪少年を指した。
黒髪少年は相変わらずの無表情だ。

「あたしは夏木莉人」

「莉人か。よろしくな!」

そう言うと壱夜は空いているソファーに座った。

「明日から授業開始かー」

壱夜が伸びをしながら零した。

「……明日から?」

疑問に思った莉人は隣の心優に尋ねた。

「そうだよ。入学式は金曜日に終わったけど、授業は明日から」

心優の返答に莉人は目をぱちくりさせていた。



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