天才少年と天然少女
「いこうぜ。」

オレは、朔の手をひっぱって歩き出した。


「荒川くーん!!」

向い側から、声がする。

目をこらすと、クラスメイトの女子、橘がこっちに走ってきた。


「さっき、鈴から聞いたんだけど、彼女きてるんだって!?お願い!放送委員会主催の、ベストカップルコンテスト!出てよ!」

と橘。


「はぁ!?」

俺が言うと

「お願い!」

と橘は頭をさげた。
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