STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「アンタの依頼を受ける
なら必要でしょっ。

アンタは何者で、どういう
理由で誰を陥れたいの?

それをちゃんと説明して!」



あたしはキツイ目で那智を
見て言った。



那智はハイハイと苦笑
しながらため息をついて、



「冗談が通じないな、汐音は。

わかってるよ。

もちろん、ちゃんと話す」



……冗談だったの?


それだったら不発。



掴み所がなくて、何が
那智の冗談なのかなんて
よくわかんない。


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