STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
声を弾ませて言うと、
和樹はまんざらでもない
顔でさらに笑う。



「そんなふうに思って
頂いてたとは、本当に
ビックリですよ!

お世辞でも嬉しいなぁ」



「お世辞じゃありません!
ホントです。

ここで会えたのも……何か
意味があるのかも……」



「え?」



思わせぶりなセリフに、
和樹はしっかり食いついてくる。



だけどあたしははぐらかす
ようにその先は口にせず、
代わりに周りの目に留まり
にくいように、そっと
和樹の左腕を掴んだ。


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