STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「男なんてしょせんそんな
もんね。

しょーもないエロ医者!」



あたしの吐き捨てた
セリフに、『そうだな』
と頷きながら那智は
ハンドルを切った。



会場は偶然にもマンション
から近い場所だったから、
15分もしないで帰宅する。



「まだ3時か……。

この後はどうする、汐音?」



「別にどうするも何も……」



特にしたいと思うこと
なんてない。



那智と話してなければ、
あたしはいつも部屋で
ゴロゴロしてるだけだ。


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