STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「いいでしょ? 

あたしをキレイにしてよ。
那智のカラダで」



いつかそう言って、あたしを
抱いてくれたみたいに。



だってもう、最後だから。



和樹に触れられたままの
体で、一人に戻りたくない。



最後にあたしに触れた人は、
那智であってほしい――。



「お願い……抱いてよ……。

そしたらあたし、すぐに
でもちゃんと出て行くから
……!」



気づけば那智の腕に両手で
すがり、必死で懇願してた。


_
< 222 / 396 >

この作品をシェア

pagetop