STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「さ、冷めないうちに」



那智に促されて、結局
あたしは素直にフォークをとる。



那智の作るものは何でも
すごくおいしい。



昨日はろくに食事もして
ないから、体が求めてた。



二人で向き合って座り、
ご飯を食べ……。



時々チラッと那智を見る
けど、涼しい顔でパクパク
食べ進めてる。



(……どーゆーつもり?

なんで、何も言わないのよ……)



とうとうあたしは痺れを
切らした。



食べかけのドイツパンを
無造作にお皿に戻し、
立ち上がる。


_
< 378 / 396 >

この作品をシェア

pagetop