STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「え――――…?」



そむけようとしてた体が、
ピタッと止まる。



「那智………?」



「……夕べ言ったろ。

もう離さないって。

まさか汐音――覚えてない?」



「……………!」



思わず体が強張った。



と同時に、鼓動はトクトクと
速まりだす。



何も言わなかったけど、
那智にはそれだけで
お見通しだった。



「覚えてるなら――返事、
聞かせて。

オレはまだ、何も聞かせて
もらってないぜ?」



「あ……………!」


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