STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
那智の腕が強くあたしを抱く。



あたしももう堪え切れず、
しがみつくように那智の
胸に顔をうずめた。



「キミと一緒にいたいんだ。

汐音――お願いだよ。

返事を、聞かせて」



「あたし―――…」




答えなんてもう、最初から
決まってる。



それを求めてたのはあたしの方。



契約なんて言葉に縛られ
ないで那智のそばにいられ
たら、どんなにいいかって。



もう何度そう思ったか、
わからないくらいなのに――…。




「あたしも、那智と一緒に
いたい――…」


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