STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
驚きに、また瞬きを忘れる。



なんでコイツは、あたしが
そんな生活してることを
知ってんの?



「アンタ……もしかして……」



那智はすぐに察して、
頷いて言葉の先を引き取った。



「――あぁ。知ってた。

キミがしょっちゅうあの
辺りで男をつかまえたり、
夜をあかしてるのをね。

オレもあの街は時々顔を
出すから」



「―――――!!」



今日が初めての、偶然の
出会いだと思ってた。



でも――コイツにとっては、
そうじゃなかったんだ。


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