コンパスで作る地球



吉野クンが話をしている途中だけど2時間目を始める予鈴が鳴った。


「えっ?災厄もう休憩終わっちゃったよ……」


私は教室の時計を見て衝撃を受ける。自分でも分かるぐらいに苦い顔をする。


「あぁーッ!この問題まだ解けてねぇ……」


尾田クンは相変わらず参考書を手にとっている。


「うわー……次の授業国語?課題終わってないし……」


真子は頭を抱えて騒ぎだす。


「その課題は僕にとっては難易度0だったね。幼稚園児でも解けてしまう。」


プライド高男は負けじと余計なことを話しだす。


そんな次々と口走る私たち。それについてけれずに吉野クンが呆れた顔をした。


「なーんーでー。人の話を聞くとができねぇのか?あッ?」


「吉野……クン?」


「おい?治斗……」


だけどその顔は今ではもう鬼のような顔をしている。どうやらとうとう怒りのレベルがヤバイらしい。


「少しはよー頭冷やせやこらああぁぁぁぁッ!」


[ガラッ]


「えっ?ガラッ?」


吉野クンの叫びが教室中。いや……校内中に響き渡った。


そんな瞬間に教室のドアを開く音がした。



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