コンパスで作る地球
「うえッ?」
真子の声によって私は現実へと戻った。そしてお負けに変な声までも出した。
「帰ろう?」
「あ…うん。」
そう言われたけど何だか腑に落ちないまま私は立ち上がって片付けをした。
それでゆっくりと三人で学食から教室に向かった。
昼休みだけどテスト週間のせいでほかの生徒もおにぎりと問題集と忙しそうに時間を過ごしている。
一年生は初めてのテストで少し緊張気味。それで二年生は一番学力が上がる時期だ……だけど三年も皆が頑張る。だからレベルが上がる。
「あー眠たい。」
「今度は中庭で食べようか。学食って何げに混んでるしさー。時間なくなる。」
「そうだね。んじゃさもしも明日晴れたらそうしよう。俺久しぶりたなぁー。中庭。」
真子と吉野クンは暢気に明日のお昼について話している。何だか私はその話に乗れずつい黙りこんでしまった。
そんな……別に外で食べるのが嫌なわけじゃない。
むしろ賛成だけど……
ただやっぱり気になるだけ。
「…。」
こないだの吉野クンの顔。