最低の恋を、してみました。
「ダブルダッチどう?あ、ジュース買っていい?」



学校の敷地内にある自動販売機でペットボトルのお茶を購入。



「まぁ、ボチボチかな。シバがアクロバット決めるらしいわ」



シバとは、あたしも仲の良い男の子。



運動神経は抜群で、見た目もそこそこやのにモテへん。



「そうなんや。本番で失敗しよるんちゃう」



あたしはペットボトルの蓋を開けながら言った。



「成功してもらわなな」



ナオが笑う。
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