最低の恋を、してみました。
「あ、お茶ちょーだい」



ナオがあたしの手からペットボトルを奪う。



え?



ちょっと待って!



もしかして…



ナオは喉仏を上下させて、美味しそうにお茶を流し込んだ。



間接キス。



高校3年生が気にする程の事ではない。



ゲンともシバともそれくらいの事はするし、まるで気にしてない。



でも、好きな人とは違うやんな。
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