秘密な結婚


実は私はこのお屋敷の

門の前に立った瞬間、

……決意していた。


…拓真と別れよう、と。


彼に家を捨てるような真似は

やっぱりしてほしくない。


将来はパシフィールの代表として

拓真ならきっとうまくやれるわ。



彼の隣で彼を支えるのが

例え私じゃなく

祐希奈さんだったとしても


……それでも、いいわ。


それが拓真のためになるのなら

私は身を引ける。



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