秘密な結婚

「そんな事思わない!!」

そうだ。

俺は君と結婚して二年間、

離れた方がいいだなんて

ただの一度も思わなかった。




いつだって思い描く未来には

紗和の輝く笑顔があったんだ。


君は…そうじゃなかったのか…?


「別れないよ。

君を手離したりしないって

……いつも言ってきただろ…?」


その時、紗和が片手を俺の前に差し出した。

「…え」



思わず俺も手を出す。


ポトリと何かが俺の手に置かれた。



……え……。




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