秘密な結婚

「お帰り……なさい」


……改めて言うと……照れるな…。


彼はふわ、と顔を緩めると

屈んで私の唇にスッと触れてきた。


―――きゃ………っ。


「…ただいま。

だけど、初めて出迎えた旦那に

『課長』はないんじゃないの…?、奥さん」


え…。…あ。

でも……。


「……この中から選んで。

一番、拓真。
二番、ダーリン。
三番、あなた。

さあ、何て呼ぶ……?」


「…………」


そ、そんな、いきなり言われても…。



< 56 / 169 >

この作品をシェア

pagetop