そのプレゼント、プライスレス

「でもアンタらもう付き合ってるようなもんじゃんね!」

「うーん」

友達の力説に弱く反応する。

確かに、学校が違っても、月に一度くらいとはいえ、定期的に逢っているし、何度か出掛けたりもした。

………手も繋いだりしたし。


だけど、彼から好きだなんて言われたこともないし、私から言ったことも勿論ない。


――詰まるところ、私達の関係は非常に曖昧。これに尽きるのだ。


彼にとって私がどの程度の位置にいるのかわからない。

小さくため息をはいた。


「やっぱ、あれだね」


「なに?」


なにかを思い付いたような友人に聞く。
< 13 / 22 >

この作品をシェア

pagetop