そのプレゼント、プライスレス
「誕生日プレゼントは、
奴の愛を頂こうではないか!」
「はいぃっ!?」
意気揚々とそう言った友人に思わず聞き返す。
あ、愛ってなんなんだよ!
「だってーあんたらいつまで経ってもビミョーな関係なんだもん。ここはアンタからそれくらい言わなきゃ!」
「むむむむ無理だよぉ!」
てか、そんなこと言えるならもうとっくに言ってるって!
「じゃあ、このままビミョーな関係のままでいいの? このまま、曖昧な感じのまま受験で連絡とらなくなって、大学で離れ離れになって、なあなあになって関係途絶えるよ!? 絶対!!」
「うぅうううう〜〜それは嫌だぁああ」
自分でも勘づいていたことを指摘されて、頭を抱えて足をばたばたする。
「じゃあ、次彼に逢ったら『愛ちょうだい』って言いなよ!」
「う、うぅー…」
「アンタは奴の愛いらないの!?」
「ほ…欲しいけど……」
ああ、想像しただけで恥ずかしい。
私の言葉を聞いた友人は、満足そうに、にんまりわらって言った。
「じゃあ、出来なかったらあたしに1000円ね!」
「鬼か!!」
……でも、そうでもしないと私は前に進めない。
無理矢理友人に背中を押される形で、私の意を決したおねだり作戦は始まった。
てか、彼が、誕生日プレゼント何欲しいって聞いてこない可能性も、もしかして逢えない可能性だってあるんだけど…
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