ナツの夏



「ナツ、笑うとお父さんによく似てるのね」




先生はそう言って、私の頬から涙を拭った。




「私も、ナツと過ごせて幸せだったよ。ようやく新しい一歩が踏み出せたって感じ…今回のお見合いは失敗だけど、ちゃんと私も幸せ掴むよ!あの子のためにも…」




先生はやっぱり、太陽みたいな人だ。


大好きな大好きな、夏の太陽。


私にパワーをくれる、大切な光。


先生のくれた名前が、私の中で生きてるの。

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