一番近くに君が居る


すると咲は急に、「あ、でも見て可笑しいよココ!」なんて大きな声で指を指す。

ココがなんだ?と、その指の先へと目をやると、そこにいたのは黒髪のスッキリとした短髪の男子が居た。


「なんでマネージャーの友美より選手候補の委員長の方が遅いんだ!可笑しい!」

「あ、本当だ!可笑しい!」

「可笑しくない、これを見ろこれを!」


そう言って彼は手に持った箒を地面にトントン、とする。掃除当番なんだから仕方ないだろ!と言う事らしい。ココのクラスの委員長の長田は野球部に所属しており、友美はその野球部のマネージャーを務めているのだ。


「そっか、残念だね長田君…はやく行きたいんだね本当は…」

「…そうなんだ。だから篠宮さん変わってくれる?」

「え?いい、」

「ダメだよココ!ココはお迎えが来るでしょ!」

「!、そ、そうだった!ダメだった!ゴメンね長田君!」

「あ~咲もバイトだぁ~残念~」


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