キミだけをずっと②
隣にいた紗貴が何かを思い出そうとしていた
「確か、最近引っ越しのトラックが公園近くに停まってたの…もしかして凌くんだったんだ!」
一斉に凌に目線を移す
凌は私達を見て、ポカンとした表情をしていた
火が暮れ始めて、大樹が帰るのを残りの三人で玄関前で見送った
「大樹またね!」
大樹は手を振り返し、歩いて帰って行った
手を降ろして、一息ついた私は凌の方に振り返った
「今日はありがとう。助かったよ」
「あぁ、じゃあ俺も帰るから」
凌は腕時計を確認して、玄関で靴を履く
「まだゆっくりしていけばいいのに〜」
「レポートまだ提出してないから」
そういって出て行ってしまった
玄関を見つめていた私に紗貴が近付いてきた
「どうかしたの?」
「あ〜いや、何でも」
紗貴に微笑んで、自分の部屋へと入って行った