私の血を狙わないで。





…友達になれるといいな。




私は2人の背中を見つめて、思った



新しいクラス…慣れるかな?



友達たくさんできるといいんだけど…




ドアを閉めようとした時。



「おっ、凛香ぁ~っ!!」



ん?


私は辺りを見渡す



女子…じゃない



男子の声だった




私のこと『凛香』なんて呼ぶ男子…いないはずなのに…。




げげっ!!


そこには、昨日の男子3人組が。



「おー、偶然だなっ!!」



いや

家知ってんでしょ?


わざとここを通ったんじゃ…?




「ああ、ぐ…偶然だね。」



いつから凛香だなんて呼ばれ始めたっけ?



…まあ、いいや




「んじゃ、お邪魔しまーっす。」




「ぎゃあっ!勝手に入ってこないでよ!!」



そんな私の言葉を無視して、3人がズカズカ入ってくる




…聞きたいこと、いっぱいある


…だから、これでいいのかな?










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