私の血を狙わないで。
こんな人と付き合ったらどんなに嬉しいか…
って、私ったらなんてこと!!!!
…でも、もし付き合えたら、私ほんと嬉しい。
好きってほどの感情じゃないけど、こんなカッコいくて優しくて、勉強もスポーツもできる彼って、ほんと憧れる
「うあっっ!!!」
「か、片倉先輩っっ!???」
片倉先輩がいきなり座り込む
私は片倉先輩のそばに座った
「どうしたんですか!??」
「い、いや…なんでもないよ。ただ…太陽の光が眩しくってさ。」
確かにさっきに比べて、
太陽はギンギンに光を差している
30度あってもおかしくない。
「とりあえず、日陰を探しましょう」
「あ…ああ。」
どうしたのかな?急に。
私にとっては、そんなに眩しくないような気がするけど。
とにかくこれは片倉先輩のため。
私はちょうど日陰にあるベンチを見つけた
ベンチに二人で腰をかける
「大丈夫ですか?」
「ああ。ありがとう。」