私の血を狙わないで。




「お茶買ってきましょうか?」


「いいよ。もう大丈夫。」


「そうですか。よかった…」


「うん。今日は遊園地、無しにしよう」


「へ?」



いきなり何言って……?


せっかく張り切って来たのに、無しって…?



私、変なこと言ったかな?


悪いことした?



「あの…それはどうしてですか?」



「もとから行くつもりはなかったんだ。立花さんとはじっくり話したいことがあってね。」



「話したいこと?」



私は片倉先輩を見つめた


なんだか嫌な予感がするー……



私はハッとした



『片倉ー…。あいつ嫌な予感がする』


シンさんの言葉を思い出し、私は立ち上がった



「わっ、私帰りますっ!!!!」


カバンを持ち、走ろうとした時ー…







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