吸血鬼は淫らな舞台を見る   episode ι (エピソード・イオタ)


「わけのわからないことをする奴だ」


頭部のないアルファが着ているフロックコートで、ガンマ少佐は日本刀についた血をしかめっ面で拭き取る。


ガンマ少佐はまったくこっちに気づいておらず、無防備。


自分とシータがガンマ少佐に刺された瞬間を思い出し、指を鳴らさずに劇場が壊れる強烈なイメージをぶつけた。


「ガンマさん、ここを焼き払いますか?」


後ろで鞘を持っている隊員がガンマ少佐に尋ねた。


少佐というカテゴリーをつけていないことから望みどおりの過去に来れたことが確定。

< 341 / 398 >

この作品をシェア

pagetop