天神学園の奇怪な面々Ⅴ
「どうぞ先生、貴女は貴女の職務を全うして下さいませ。如何に死神とて、その職務を妨害する為に貴女の魂を刈り取る事はできません。ただ…」

言ったそばから。

「っ!」

どこから現れ出でたのか。

舞白の右手には、身の丈ほどもある柄と、ギロチンのような三日月状の刃の大鎌が握られていた。

「魂は刈り取らぬのではなかったか…?」

頬に汗を伝わせる龍娘。

「はい」

舞白はニッコリと微笑む。

「先生の『時間』がこれ以上悪戯に浪費しないよう…そしていささか横暴とも受け取れる先生の指導を阻止する為に、『天神学園の因幡 舞白』として…この大鎌は振るわせて頂きます」

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