Reminiscence
「ルゥ!」
フローライトがエピドートに話しかけると、明るい声でエピドートが応えた。
離れたところにいる二人にも聞こえたほどだ。
二人は仲良さげに会話していたが、その内容は聞き取れなかった。
「魔法で何話してるのか聞けないのか?」
「できるけど、絶対フローライトに感知されて強制切断される。ぼくは騎士全員の信頼を得なければならないから、そんな信用を損ねるようなことはしたくない」
アルビノのエピドートとマナが髪や瞳を染めてしまっているフローライトは明らかに周囲の環境から浮いた、異色な存在感を醸し出していた。
二人とも自然の色合いとは異なるため、周囲の自然と溶け込まないのだろうか。
「ただ、なんとなくわかったことがある。彼は人を嫌ってるわけじゃないということ。エピドートとフローライトはまだ出会って数日もしてないことはわかってる。ティーの話ではエピドートは最初にフローライトと顔を合わせたとき、アルビノかどうかを聞いたらしいから」
「じゃあなんで俺たちは嫌われてるんだ?」
「……それはこれから確かめよう」
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