狼様の愛のカタチ理論




「もしかして、夜月会(よづきかい)ですか?」


「はい」

「夜月会?左汰、なにそれ?」


「はい、夜月会と言うのは我らが住む地上界またの名を地天界であるここで行われる…所謂、宴のことです。新月の日には、天界すべての神が集まり、交流を深めたりする大事な会なのです」


「……」


そんなに大事な会があるんだ…だけど、左汰の説明を聞いてイヤな予感がする


もしかして、サイさんが自ら来た理由って…


「それ、私も出なくちゃいけない…ってことですよね」


「はい、察しの通りです。扇李の花嫁ですし、まだ正式に婚姻はしてませんが、夜月会で花嫁として右汰と左汰とともに出席して頂きます」


「…………」


頂きます、ってことは、絶対なんだ…


そうなると、扇李に会わなくちゃいけない…



会いたくなんか、ない…あんな奴


「………っ」


うつむき、そんな思いが私の心を支配する



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