狼様の愛のカタチ理論





「やっぱり…沙優ね」

「い、院長様…」


唖然とする理由はただ一つ。きっと私と同じ立場なら誰だって唖然としてしまう


だって、私の名前を呼び微笑みを浮かべる院長様の姿は…



40年の長い時が経過したと思えないほど、何一つ変わってないからだ


「…」


な、なんで?40年たってるなら院長様の姿は相当変わるはずなのに


歳をとった感じがまったくしない、長い時間が立ったなんて嘘のようで…


「…扇李」


思わず隣りに立つ扇李を見れば、彼も院長様から視線外さないまま立ち続け…


「…え?」


ドサッと急に扇李が傘を捨て、院長様の前に膝をついた


な、何をしてるの?扇李?


いきなりの行動に院長様と扇李を交互にみれば、院長様は扇李をみてニコリと微笑む


「久しぶりね?扇李」


「はい、マリナ様。お久しぶりです」

「……へ?」


ま、マリナ様?聞き覚えのない名前に頭が混乱する

マリナ様ってなんなの?てか、久しぶりって…どうゆう意味?


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