初恋の行方〜謎の転校生〜
空港に着くと、さすがに柏木君は慣れた感じで、私の分の搭乗手続き(と言うらしい)もテキパキやってくれた。そしていざ飛行機に乗り込む時、


「携帯の電源を切ってな?」


と彼は言った。私が「どうして?」と聞いたら、


「携帯の電波で計器が誤動作して、飛行機が墜ちたら大変だろ?」


と恐い事を言った。


「まさか、そんな事あるの!?」


「さあね。あるから電源を切れって言うんじゃないかな」


「そんな簡単に飛行機って墜ちるものなの?」


「統計的には少ないらいしいけど、鉄の塊が無理して空を飛ぶんだからな、墜ちない方が不思議なくらいだと思うよ」


飛行機に乗り込み、柏木君の隣の座席に座ってシートベルトを着けてからも、まだその話を私は続けた。だって、飛行機が危険なのか安全なのか、気になって仕方なかったから。


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