初恋の行方〜謎の転校生〜
俺が木の陰から出ると、奴らの一人が俺に気付き、
「王子様のお出ましか?」
と言った。そして「コイツもボコボコにしてやろうぜ?」とか言いながら俺に向かって来た。
俺は、まず腕に掴み掛かって来た奴を“片手取り四方投げ”で投げ、殴り掛かって来た二人目の鼻先に素早く軽い“正拳”を当て、突進してきた三人目の鳩尾に軽く蹴りを入れた。
たったそれだけの事で、奴らは喚(わめ)いたり、呻(うめ)いたりしながら逃げて行った。
実戦で技を使ったのは初めてだが、ガキの頃から祖父さんに無理やり習わされて来た合気道と空手が役に立った。
川島美咲に近付くと、彼女はうずくまって震えていた。
ブラウスを奴らに破かれたらしく、前がはだけて水色のブラと真っ白な胸元が見えていた。
自力では立てそうもなかったので、俺は彼女の腕を引き、抱き上げた。
「俺を無視して一人で帰るから悪いんだぞ?」
と言ったら彼女は嗚咽を漏らし、俺は思わず彼女を抱く手に力を入れた。もっと早く助けてやるべきだった、と後悔しながら……
「王子様のお出ましか?」
と言った。そして「コイツもボコボコにしてやろうぜ?」とか言いながら俺に向かって来た。
俺は、まず腕に掴み掛かって来た奴を“片手取り四方投げ”で投げ、殴り掛かって来た二人目の鼻先に素早く軽い“正拳”を当て、突進してきた三人目の鳩尾に軽く蹴りを入れた。
たったそれだけの事で、奴らは喚(わめ)いたり、呻(うめ)いたりしながら逃げて行った。
実戦で技を使ったのは初めてだが、ガキの頃から祖父さんに無理やり習わされて来た合気道と空手が役に立った。
川島美咲に近付くと、彼女はうずくまって震えていた。
ブラウスを奴らに破かれたらしく、前がはだけて水色のブラと真っ白な胸元が見えていた。
自力では立てそうもなかったので、俺は彼女の腕を引き、抱き上げた。
「俺を無視して一人で帰るから悪いんだぞ?」
と言ったら彼女は嗚咽を漏らし、俺は思わず彼女を抱く手に力を入れた。もっと早く助けてやるべきだった、と後悔しながら……