初恋の行方〜謎の転校生〜
川島美咲をうちの車の後部座席に乗せ、続いて俺も乗り込んだ。
紗耶香さんが川島美咲を病院へ連れて行くのかと聞いてきたので本人に聞いたところ、それはしなくていいと言った。
おそらく早く家に帰りたいのだろう。
紗耶香さんが川島美咲を送るべく、家の住所を聞こうとしたが、俺はすかさず紗耶香さんの家に行くよう黒崎さんに告げた。
紗耶香さんはすぐに文句を言ったが、俺が「通り道ですから」ときっぱり言うと口をつぐんだ。
実際にそうなのだが、本音を言えば早く紗耶香さんを車から降ろしたかった。
車が走り出すと、川島美咲は小さく肩を震わせ静かに泣きはじめた。
俺はスカートの裾を握りしめた川島美咲の手を握り、見るともなく窓の外に顔を向けた。
照れ臭さと、同性なのに慰めようともしない紗耶香さんに、失望と怒りを覚えながら。
紗耶香さんが川島美咲を病院へ連れて行くのかと聞いてきたので本人に聞いたところ、それはしなくていいと言った。
おそらく早く家に帰りたいのだろう。
紗耶香さんが川島美咲を送るべく、家の住所を聞こうとしたが、俺はすかさず紗耶香さんの家に行くよう黒崎さんに告げた。
紗耶香さんはすぐに文句を言ったが、俺が「通り道ですから」ときっぱり言うと口をつぐんだ。
実際にそうなのだが、本音を言えば早く紗耶香さんを車から降ろしたかった。
車が走り出すと、川島美咲は小さく肩を震わせ静かに泣きはじめた。
俺はスカートの裾を握りしめた川島美咲の手を握り、見るともなく窓の外に顔を向けた。
照れ臭さと、同性なのに慰めようともしない紗耶香さんに、失望と怒りを覚えながら。