【長編】雨とチョコレート
「実際に彼女じゃないんだからさ、別に気にしなくてもいいと思うんだ。
・・・・その、・・・ゆりぴょんのことなんかさ」
『実際に彼女じゃない』・・・・ほんとは彼女になって欲しいけどね!なんて言えない。
「彼女じゃないんだから、そんなに・・・・」
「れい君、女の人ってそんな風には思わないよ。
近くにいる邪魔者は排除しようとするんだよ?
無理だよきっと。
もし嫌がらせみたいなこと全面的に続いたら、れい君はどうするの?
直接被害にあうのはわたしなんだよ?」
責めるような強い口調で言われると、結構落ち込むものがある。
けど、俺だって何も考えないでいたわけじゃない。
「だから、・・・・こんなこと言ったら、なんか俺キモイかもしんないけど、俺、しののこと全力でサポートするために同じ委員会になったんだ。
だってその方が、なんかあったときに助けられるっていうか、」
しのは黙ってしまった。
あーもう、言葉選びはもっと慎重にすべきだった。
失敗したな。
告白するどころじゃない。
・・・・その、・・・ゆりぴょんのことなんかさ」
『実際に彼女じゃない』・・・・ほんとは彼女になって欲しいけどね!なんて言えない。
「彼女じゃないんだから、そんなに・・・・」
「れい君、女の人ってそんな風には思わないよ。
近くにいる邪魔者は排除しようとするんだよ?
無理だよきっと。
もし嫌がらせみたいなこと全面的に続いたら、れい君はどうするの?
直接被害にあうのはわたしなんだよ?」
責めるような強い口調で言われると、結構落ち込むものがある。
けど、俺だって何も考えないでいたわけじゃない。
「だから、・・・・こんなこと言ったら、なんか俺キモイかもしんないけど、俺、しののこと全力でサポートするために同じ委員会になったんだ。
だってその方が、なんかあったときに助けられるっていうか、」
しのは黙ってしまった。
あーもう、言葉選びはもっと慎重にすべきだった。
失敗したな。
告白するどころじゃない。