神宮姫伝



それからあたし達は2人で喧嘩を
するようになった。

それから暫くたったある日、
いつものように喧嘩をし終わって
話していると優聖があることを
提案してきた。


「…なぁ椎。俺らの居場所造ろうぜ。」

最初は驚いたもののすぐに承諾した。
優聖も親がいなくて荒れていた。
あたしも同じであたし達には“居場所”
がなかった。


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