シンデレラと魔法使い
「なんで!?まさかカエル…」


青くなった私をみてレオは少しムッとしたような顔になった。


「いいから、目つぶれ。つぶらないと本当にカエルだすぞ。」


レオの言葉に私はしぶしぶ目を瞑る。


ひやっ


突如、首につめたいものがあたった。


「なに?」


目を瞑ったまま聞く。


「目、あけていいぞ。」


レオは質問には答えず言った。


恐る恐る目をあけ、首元を見る。


「…これ!」


「本日二つ目のプレゼント。」


レオがぶっきらぼうにでも照れたように言った。


「ありがとう!…かわいい!!」


私はもう一度首もとをみた。


チェーンにぶらさがった、貝殻のネックレス。


貝殻は淡いピンク色の巻貝でとてもかわいい。


「大事にするね!でも、なんでプレゼントくれたの?」


「……秘密。」


「またぁ?」


(秘密好きなのか!?)
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