サイレント

「お前、俺の相棒に似てるんだ。」


『相棒?』


「そう、俺の職業は…。」


「盗賊じゃろ?」


爺さんが、カイが言い終える前に言った。


『爺さん!』


「爺さんって、こいつマジックレントか?」

カイが1歩下がる。


『マジックレント?そうだよ。それが?』

「知らねぇのかよ。マジックレントってゆうのは、魔法の力を最大限まで扱える魔法使いのことだ。世界でたった、10人しかいない内の1人だ。証拠に、そのローブ。そのロープがなによりの証だ。」


『爺さんってやっぱ凄いんだ。』


「やめてくれ。その肩書きはあまり好きではないのでな。さて―盗賊カイ。出るとこに出てってもらって、裁かれなさい。」

「誰がそんなことするか!俺には目的があるんだよ!」

そう言ってカイは、服の中から、クナイを出す。


はやい!


カイは目にも止まらぬ、高速移動を始めた。


「死ねぇ!」


「愚かな。スローリィ!」

爺さんが、魔法を唱えた瞬間、カイの動くが遅くなる。


そして、爺さんが、杖でみぞおちを殴る。


「グハァ!」

カイが吹っ飛ぶ。

爺さんってこんなに力があったんだ。
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