とりあえず王道に現実主義者を混ぜてみよう
教室に戻ると、すぐに由宇に泣きつかれた。
「バカバカ晴菜のバカ!」
「私がバカならアンタは計り知れない程の大バカよ」
「ひどい!…じゃなくて、化学で当てられるけど分かんないとこがあって、晴菜に教えてもらおうと思ってたのに帰ってこないんだもん。おかげでデコピンを貰いました」
キリッとした顔で言う由宇のおでこは少し赤くなっていた。
うん、あの先生のデコピンは痛いもんね。
「机の中からノート取って良かったのに」
「本人がいないのに、ソレは駄目かと思って…」
由宇はバカだけど常識はある。
わきまえる所はちゃんとわきまえるから良いのよね。
由宇の頭を軽く撫でる。
「よしよし、お弁当食べよっか」
「え、なんか子供扱いされてる気が否めないよ!!」