とりあえず王道に現実主義者を混ぜてみよう
私はならなかったけど。
龍崎は少しそっぽを向いて喋る。
「…お前がビックリして、叫ばれたら迷惑だっただけだ」
「………」
いや、だから叫ばなかったってば。
身を乗り出しすのを止めてくれたのは助かったけど。
そうじゃないとバレちゃってたから。
「…まぁ、止めてくれてありがとうございます」
「………ふん」
更にそっぽを向く龍崎。
え、感じ悪いわね。
金糸のような髪の隙間から、少しだけ赤く色づいた顔が見えた。
……まさか、照れてたり……まさかね!
お礼も言ったことだし、私はその場から立ち去った。
…そろそろ由宇たちも心配し始める頃だろう。