とりあえず王道に現実主義者を混ぜてみよう
わたわたと、絵に描いたように慌てる水木さん。
「いやその知り合いっていうかなんていうかその…あの……ね!」
「いや、『ね!』とか言われてもサッパリわかんない」
「姫さん慌てすぎ」
ケラケラと笑う紫藤さんは、水木さんよ慌てっぷりが楽しいようだ。
というか、そもそもの疑問があるんだけど。
「その『姫』ってなんなんですか?」
「んー?そりゃ、姫が、我らが総長が大事にしてる…ぶふぉっ!?」
水木さんはなんらかの情報をくれようとした紫藤さんの口に張り手をかました。
口に張り手って…。
「ちょっ!いって!痛いよ姫さん!」
でしょうね…。
口を両手で押さえた紫藤さんは、水木さんに文句を言うが
「バラすなバカ!」
「バカ!?」
反撃をくらっている。
「ハルナ、俺そこまでバカじゃなくない?」
「え、どこがですか?」
「ひどい!」
いやいや、今までの言動からすると、頭は弱いほうかと…。
でもその分元気だから良いんじゃないですかね。良いかどうかは知らないけど。


