好きな人は、
「…うわ、きもちー……」
少し冷たい優しい風が、突如わたしの体を包んだ。
太陽がポカポカと暖かい。
思わず大きく背伸びをして、気持ちの良い空気をたっぷり吸った。
一方で彼はフェンスの側に腰を下ろし、ビニール袋からコンビニのお弁当を取り出す。
それを見て、わたしも彼から2メートルくらいの所に腰を下ろし、食べかけのお弁当を広げた。
彼は割り箸をパキンと割りながらわたしの方を横目で見る。
「…わ、わたしも屋上でお弁当食べてもいいかな……」
「……別に俺の私有地じゃないし、好きにすれば。」
……………よっしゃー…。
「じゃ、じゃあ、毎日でも良い?」
「…良いけど、誰か連れてきたら殺すよ。」
「ころ…!」
「冗談」
冗談言ってる割にニコリともせず、彼はご飯を1ブロック頬張る。
そんな姿を見つめながら、調子に乗って言葉を続けた。