誠-変わらぬ想いの果て-
「これいつまで続くんだぁ?」
「目がーっ!!」
やれやれ。
まったく、仕方がない。
「三人共、元老院での仕事の報酬知ってますか?」
「いや」
「まだ知らねぇ」
「一件面倒を片付けるごとに報酬が出ます。大変な作業を要した場合さらにそれに上乗せ。基本、これほど」
奏は片手を上げた。
「五万?」
「一桁足りない」
「おっし、がんばるか」
「左之さん、そっちのとって!!それじゃない、そっち!!」
みるみる元気を取り戻した三人。
作業が倍以上早くなった。
単純だな、おい。
ま、嘘は言ってないけど。
奏がページをめくろうとした時、松原から名前を呼ばれた。
「何ですか?」
「鷹君を呼んでくれるか?」
「鷹を?いいですよ?」
窓を開け、伝令を飛ばそうとすると、扉がバタンと開いた。
「呼んだか?」
実にタイミングのいい男だ。