誠-変わらぬ想いの果て-



「これいつまで続くんだぁ?」


「目がーっ!!」




やれやれ。


まったく、仕方がない。




「三人共、元老院での仕事の報酬知ってますか?」


「いや」


「まだ知らねぇ」


「一件面倒を片付けるごとに報酬が出ます。大変な作業を要した場合さらにそれに上乗せ。基本、これほど」




奏は片手を上げた。




「五万?」


「一桁足りない」


「おっし、がんばるか」


「左之さん、そっちのとって!!それじゃない、そっち!!」




みるみる元気を取り戻した三人。


作業が倍以上早くなった。




単純だな、おい。


ま、嘘は言ってないけど。




奏がページをめくろうとした時、松原から名前を呼ばれた。




「何ですか?」


「鷹君を呼んでくれるか?」


「鷹を?いいですよ?」




窓を開け、伝令を飛ばそうとすると、扉がバタンと開いた。




「呼んだか?」




実にタイミングのいい男だ。



< 103 / 254 >

この作品をシェア

pagetop