誠-変わらぬ想いの果て-
「すっげー。 現代語の上をいく宇宙語話しやがったよ。 さすが、泣く子もさらに泣き叫ぶ鬼副長」
「雷焔君、そこは泣く子も黙るでは?」
「あ、そうそう。
ま、間違ってはないし、大丈夫大丈夫」
島田の疑問にも、ヘラヘラと笑いながら、手をパタパタと振った。
奏の頭の辞書には、土方=泣く子も(以下略)が付け加えられた。
「は、ハァハァハァ。
てめぇ、い、いきなり驚かせやがって」
「土方さんがさっさと出て来いって言ったんじゃないですか。もう忘れたんですか?」
「これだから年寄りは」
永倉も両手を上げ、首を左右に振った。
―――命知らずともいえるこの行動。
「おい、ちょっと待て。 おめぇ、俺より長く生きただろうが。 何、俺はまだまだピチピチしてますぜ☆みてぇに言ってんだ。
――――そして奏、何だその目は」
永倉のピンチを救ったのは奏だった。
奏の土方を見る目―――まさにゲテモノを見る目だ。
人間を見る目ではない。